入賞者のその後:沖縄支部入賞者記念コンサートにて稲沢朋華さんがゲスト出演

沖縄支部入賞者記念コンサートで
稲沢朋華さんがゲスト出演

2025特級グランプリ稲沢朋華さんの、2025年最後の入賞者記念コンサート出演は、沖縄でした。
50組もの出演者の皆さんとともにステージを飾り、 全く異なるテイストの2ステージを披露しました。インタビューや舞台袖でも温かい交流を深めました。沖縄支部からのレポートをお届けいたします。


沖縄支部よりレポート

2025年12月27日(日)、沖縄支部主催「第24回入賞者記念コンサート」が、南城市文化センターシュガーホールにて開催されました。今年のピティナ・ピアノコンペティションは、沖縄県内で予選8地区、本選2地区に拡大された事により、全国で伸び率1位となる昨年比128%の528名の方が参加されました。日頃から熱心にピアノ学習に励む参加者の皆様、温かくサポートしてくださる指導者や保護者の皆様には多大なるご尽力を賜り感謝申し上げます。

このコンサートには、沖縄地区本選において入賞された50組の方が参加され、皆さん晴れやかな笑顔で素敵な演奏を披露していただきました。また、今年は初めて沖縄支部スタッフ手作りのフォトスポットを設置。出演者の皆さんが楽しそうに撮影されている様子も印象に残っています。

そして、今年のゲストには2025年特級グランプリを受賞された稲沢朋華さんをお招きし、第2部と第3部の最後に2ステージ演奏していただきました。

【稲沢朋華さんのプログラム】
第2部
♪ブラームス/ピアノ・ソナタ第3番 ヘ短調 Op.5より第2楽章

ステージ袖で待機する時にもスタッフと笑顔で会話され周りをリラックスモードに変えられる稲沢さん。いざステージに登場されると冒頭から吸い込まれる様な弱音の美しさ。緻密に音色を変えながら、会場を安らぎの空気感で包み込んでいきます。詩人シュテルナウの「若き恋」という詩の一節が標題として掲げられているこの楽章をしっとりと歌い上げ、クライマックスでは壮大な響きが感動の光となって降り注ぐ様な圧巻の演奏を届けてくださいました。

大きな拍手に応えてアンコールではご自身でアレンジされた曲を披露!演奏後のインタビューでも特級の各ラウンドを振り返り、真っ直ぐに自らの体験を語る言葉には、作曲家や作品に対する尊敬の念や、恩師の先生方への深い感謝の思いが溢れていました。ピアノを通して繋がる人とのご縁を大切に生きてこられた稲沢さんの自然体でチャーミングなお人柄にも魅了されます。

第3部
♪湯山 昭/「お菓子の世界」より バウムクーヘン ホットケーキ ポップコーン
♪カプースチン/変奏曲 Op.41

第3部は「お菓子の世界」から3曲を稲沢さんらしい感性で自在に演奏。演奏前に出した「曲名は何のお菓子?」のクイズの答えは、自ら描いたイラストも差し出して、ほんわか楽しい時間となりました。その流れから、ジャスの様々な要素がヴァリエーションと共に繰り広げられるカプースチンの変奏曲へ!古典派の作曲家が並ぶプログラムだけなく、カプースチンの演奏では稲沢さんの奥深い実力を感じました。

終演後には「稲沢さんの演奏を生で聴いてますますファンになりました!今後のご活躍が本当に楽しみな方です」「一つひとつの音が綺麗過ぎて涙が出ました」等と感動の声が寄せられ、出演者の皆さんは、終始にこやかに接してくださる稲沢さんとの記念撮影をとても喜んでいました。

特級グランプリの方と同じステージに立ち演奏した経験は、かけがえのない宝物になった事と思います。貴重な機会をいただき誠にありがとうございました。

稲沢朋華さんが今後益々羽ばたいていかれます様に、沖縄支部一同心よりお祈り申し上げます。

レポート◎ピティナ沖縄支部 赤嶺 涼子

稲沢朋華さんよりメッセージ

2025年最後の本番は、沖縄支部の入賞者記念コンサートでした。
修学旅行以来、約10年ぶりの沖縄。流石にもう寒いのかな?いや、冬でも暑そうやなぁ?!と1人でワクワクしながら出発しました。

到着早々、乗るべきバスが分からず困った私に親切に声をかけて教えてくださった沖縄の方がいらっしゃり、そのあたたかさに触れることができました。沖縄はやはり暑くて、(予想的中!)私は上着なしで歩いていた一方、バスの運転手さんは「寒い寒い」と身震いしながら運転されていて、可愛らしい姿に、思わず笑みがこぼれました^ - ^

今回が初挑戦となったブラームスは、想像以上に苦戦した作品でした。私のクリスマスは、いわゆる“クリスマスらしい”時間とは程遠く、ブラームスに追われながら、飲食店を営む実家で骨付鳥を約300本焼く日々を送っていました(笑)。

当日は、朝日の光に照らされながら、海の香りを感じつつ朝からピアノを弾くという、とても贅沢な時間を過ごしました。会場は「さとうきび畑の中の音楽堂」とも称されるシュガーホール。音楽に集中できる、最高の状態で向き合うことのできるホールでした。

本番前はやはり緊張していましたが、先生方が本当に優しく温かく迎えてくださり、そのお心遣いに何度も救われました。沖縄の皆さんのあたたかさに負けないくらい、心を込めて、全力で音楽をお届けしたい!そんな強い思いを胸に、ステージへと向かいました。

沖縄の皆さんは本当に心あたたかく、そしてどこかユーモアにあふれた方ばかりで、終始幸せな気持ちで過ごすことができました。

本当にお世話になりました沖縄支部の先生方、共演させていただいたピアニストの皆さま、そしてご来場くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

このような貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。

稲沢朋華

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